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放送概要
「FUTURITY」
室伏由佳1室伏由佳(ハンマー投げ)
対談ゲスト:浜口京子(女子レスリング)
初回放送 6月8日(金) 午後9時30分〜
*放送スケジュールは予告なく変更する場合があります。あしからずご了承ください。

再放送予定
6月9日(土):午前9時30分
6月10日(日):午後12時・午後9時
6月11日(月):午後12時30分
6月12日(火):午前8時30分
6月13日(水):午前2時・午後9時30分
6月14日(木):午後1時
プロフィール
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室伏由佳2■ 室伏由佳(むろふし・ゆか) ■
1977年生まれ。父は、「アジアの鉄人」と呼ばれたハンマー投げの室伏重信。兄は、ハンマー投げ日本記録保持者の室伏広治。中京大学時代に、円盤投げで全日本インカレ四連覇(95〜98年)、日本ジュニア選手権連覇(95〜96年)、東アジアジュニア優勝(95年)、日本学生選手権連覇(97〜98年)など多くの大会で優勝を果たす。99年、中京大土曜記録会で円盤投げ58m84の日本新記録を樹立。同年、ミズノトラッククラブに加入。ハンマー投げを本格的に始め、円盤投げでは中部実業団、全日本実業団、日本選手権で優勝を、ハンマー投げでは中部実業団で優勝を果たす。2000年にも全日本実業団、日本選手権の円盤投げで優勝。アジア選手権のハンマー投げで2位に入った。
浜口京子■ 浜口京子(はまぐち・きょうこ) ■
1978年生まれ。父は元プロレスラーのアニマル浜口。13歳のときから父にボディビル、関節技の指導を受け、15歳からレスリングを本格的に始める。95年にフランス国際レスリング選手権65kg級で優勝すると、以後、多くの国内大会、国際大会で優勝を飾る。97年から99年にかけて女子レスリング世界選手権75kg級を三連覇。98年にはレスリング女子世界年間最優秀選手に選ばれる。2000年にはジャパンクイーンズカップ75kg級で優勝、女子レスリング世界選手権75kg級で3位、全日本選手権で四連覇を達成。2001年に入ってからも、ジャパンクイーンズカップ75kg級で連覇、東アジア競技会レスリング女子75kg級で優勝を果たしている。アニマル浜口ジムに所属。
番組ダイジェスト
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室伏由佳は、競技の中で熱くなる瞬間についてこう語る。
「自分の中で最大のパワーを出せるとき……自分達は投げることが喜び、遠くへ飛ばすことが喜びなんです。その結果を想像すると、楽しみになる。それが熱くなる瞬間じゃないでしょうかね」

室伏の父は、「アジアの鉄人」と呼ばれたハンマー投げの室伏重信。兄は、現在のハンマー投げ日本記録を持つ室伏広治だ。一方、今回のゲスト、女子レスリングの浜口京子さんは、プロレスラーのアニマル浜口を父に持つ。偉大な父を持つ、娘同士の対談となった。
浜口「私はレスリングの実践的な練習の他に、ウェイトトレーニングと、あと走ったりするんですけど、由佳さんは実際に投げる他にもいろんなトレーニングはしてるんですか」
室伏「ええ、もちろん。ウェイトトレーニングもみっちりやって、走るのも、瞬発力ってすごく大事ですよね、スポーツって。走ることと、跳躍力ですね。ジャンプの練習もします。投擲の選手が一番練習量が多いんですよ。もう全てに、オールマイティに力を注ぐ感じで。ウェイトトレーニングは毎回されるんですか、練習の度に?」
浜口「えーと、週3回から4回くらい」
室伏「練習は週に?」
浜口「週に1、2回休んでるんですけど。何で練習、こんなキツいのやってるのだろうって思うときもあるんですけど……思うとき、ありませんか?」
室伏「あります。でも、目標がすごく高くて、壁がそびえ立てば立つほど、私のどこかに乗り越えようとする部分がある。それは、何かを犠牲にしてまでつかまえたいものがあるということだと思うんですけど」

室伏がまずその名を知られるようになったのは、円盤投げからである。現在の日本記録は彼女のものだ。しかし、彼女は2年ほど前からハンマー投げに本格的に取り組み始めている。
「円盤でまず日本のチャンピオンになって、次は世界へ出たいなという気持ちがありましたけれども、円盤に関してはすごく遠いんですね。世界ではもっと距離を伸ばさなければ、まず出場すらできない。出られても、まず戦えない状態ですね」

父・重信さんも、室伏の世界挑戦への可能性は、ハンマー投げの方が高いと考えている。
「円盤では、かなり大きいんですね、外国の選手が。そして、筋肉の量、これが多いために力の差というのがかなりあって、世界に出ていくことは難しいなと思う。しかし、ハンマーでは少し可能性があるかな、と。(ハンマー投げでは)ま、体の大きさも結構大事なんだけど、やはり技術種目だから、動きというのがね、非常に大事になってきます」

ハンマー投げの選手は、競技場のサークルに立ったとき、厳しく長い練習の成果を、一瞬のうちに出し切らなければならない。
室伏「スランプとかってありますか?」
浜口「そうですね、世界選手権で二回目に優勝したときに、プレッシャーとの戦いだったんです。心身ともにボロボロになって」
室伏「私も今、実はそういう追い込まれた状態なんですよ。で、そういうときに限って、試合ってあるじゃないですか。焦れば焦るほど、変な力が入るんですけど、自分の決まった場所で力を出せなくて。私の場合、思いっきり回っているんですけど、回り切れてないような、出し切れない部分がやっぱり出てきて。でも、苦しい練習もあるけれども、(サークルは)やっぱりこう、深い呼吸ができるというか、落ち着いて息ができる場所だと思うんですね」
浜口「一番落ち着く場所ですか? そうでもないですか、あの丸いサークルは」
室伏「そこはすごく緊張する場所でもあって、マットもきっとそうだと思うんですけども、ワクワクする部分もあって。で、プレッシャーも随分ある場所ですよね。神聖な場所です、自分達にとっては」

母校、中京大学での室伏のハンマー投げの練習。ネットの後ろにはじっと見守り、時折りアドバイスを送る重信さんの姿もあった。重信さんは言う。
「問題点が私には全部わかっていますので、そういうものを今やっていく。それを考え方として持っていても、今度は体で表現できるかというのが大変難しい。感覚の面になるから。感覚をこちらがいろんなことで作ってやらないと、なかなかできない場合がほとんどなんですね、選手は。思っていることはみんなできるかといったら、大間違いで、ほとんどできない。超一流でもなかなかできない。本人に高いレベルのアイデアというものが生まれて、あるいは持っていなければそういうものを作って、今度はそれを体で表現するということをやっていかなければいけない。そのへんの難しさがありますけどね」

偉大な父、兄を持つということを、室伏自身はどう考えているのだろうか。
「父が築いたレールの上に今乗っかっているわけですから。兄が築いたものもありますし。私はまずこのレールの上に乗っかっている状態です。甘えられる環境ですね。その中で父がしてきたことと、たぶんこれから私がしていくことは変化がついてくると思うんですね。自分で何かアレンジして変化を付けていく、開花させていく。自分がありますから、やっぱり」

親子であり、コーチと選手でもある。そんな父親との関係が、室伏と浜口さんでは共通している。
浜口「成績が悪かったり、練習内容が悪かったりすると、機嫌はどうですか、お父さんの」
室伏「私の方が悪くなるかもしれない(笑)。お父さんはじっと見守る方で、必要なときにしかものを言わない。逆に考えさせられるんですよね、それが。何でもかんでも言われると、自分の中で考えられなくなる。与えられないとできなくなる。試合も自分で展開できない。自分の持ってる何かを引き出すためのコーチであって、応援してくれる人であると思うんです」
浜口「そういう打ち込んでいる指導者に教えてもらうっていうことは、強くなると思いますよね。24時間ずっと考えている指導者に教えてもらうというのは。うちのお父さんも、24時間、どうしたら強くなるんだろうってずっと考えているコーチなんで、そこも似てると思う、うん」

重信さんは、こんなふうに室伏のことを見守っている。
「本人次第なんですよね。強制してやっているものでもないし。自分が目指すものというか、そういうものがこの競技、投擲種目で、私が経験したものでもあり、面白さというのを私もわかってますから。まあ、だから、とことんやった方がいいかなというふうに思ってますけどね、ええ。なななか目標というのを自分で持てない人が多いですから、そういうものがあって現時点で全力をあげてできるものがあるということは、大変いいことじゃないかなと思ってます。父親としての意見ですけどね」

室伏自身は将来を見据えて、こう言い切る。
「近い目標はやっぱり今年の世界陸上。カナダであるんで。まず出ることがすごく大変なんですけど、(目標は)まず出ること。出て、自分がそこで力を出し切れること、戦えることですね。そこにいて、雰囲気に飲まれてしまうような競技者にはなりたくない」
競技者としての自分を考える姿がそこにはあった。
ディレクターズ・アイ
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Movin' you. Hondaの作品の中で陸上競技を取り上げるのは初めてのことである。

撮影先で、まず最初に気づいたこと。それは、メンタルな部分が競技結果に直接結びつくスポーツが陸上競技であり、中でも技術種目であるハンマー投げは、それが極めて目立つ種目であるということでした。

限られた撮影時間の中、見ることができた室伏由佳さんは、鋭い目つきでとても真剣に練習に取り組んでいた。第一印象では厳しい対応をされそうな雰囲気を感じたが、全くそのようなことはなく、集中した時間の中でも快く我々スタッフに対応してくれたことがとてもうれしかった。

しかし、目の前で見るハンマー投げは圧巻である。ハンマーの重さは4キロだが、遠心力の掛かったハンマーを持っている体には4キロ以上の相当な負担がかかっているはずである。腕はもちろん、下半身を含め、体の全てを鍛え上げていなければならないのだが、そんなことは当たり前の話。それはあくまでも基盤であり、重要なのは技術だそうだ。

コーチでもある父の指導のもと、毎日の練習を繰り返し続けることでその技術を習得し、ぜひ、世界で戦える選手になってほしいと思いました。
そして、室伏由佳さん自身を築いてほしいとも。
(小林徹也ディレクター)
主な挿入曲
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曲名|アーティスト|レーベル・品番
■1■
NOW WE ARE FREE HANS ZIMMER UNIVERSAL 497-094-2
■2■
APOLOGY GO GO'S BMG BYADV-78182-2
■3■
HERE YOU ARE GO GO'S BMG BYADV-78182-2
■4■
INSINCERE GO GO'S BMG BYADV-78182-2
■5■
COCOON SPEED METER ROOTS MTCR-2
■6■
SIMMER DOWN KOMBO GRP 549418-2
関連情報
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■ハンマー投げについて

ハンマー投げは、元々、古代ギリシアで戦車の車軸を投げたところから始まったという。やがて、鉄の棒に鉄球をつけたものを投げて距離を争うようになり、近代オリンピックの種目として採用される際に、現在のように鉄球にピアノ線をつけるようになった。

ハンマーの飛ぶ距離は、飛ばす角度とスピードによって決まる。角度は、上45度で振り切ったとき、物理的にもっとも遠くへ到達する。スピードは体の回転を利用し、振り切るとき最高速度に達するようにすればよい。

理屈は簡単なのだが、人間の体を使って、最適の角度で最高度のスピードを与えようとすると非常に難しい動きが必要になる。
まず、選手は足を固定してハンマーだけを何回か回す。これは、ターン(全身を回転させる運動)に入るための予備運動だ。いいタイミングでターンに入れるよう、リズム感よく回さなければならない。最後に斜め上に飛ばせるよう、回転は水平ではなく、斜めに傾いたものにする。
続いて、ステップを踏みながら、体全体を回転させる。球はだんだん速く動き、遠心力で引っ張られる力も強くなるから、ハンマーを引っ張りすぎず、また引っ張られすぎることもないようにステップを踏まなければならない(サークルから出ると失格)。
最大の速度を与えるためには、左足を軸にして、腰を落とし、足の筋力を使わなければならない。体のねじりを利用することも必要だ。三回転、四回転のステップでこれらをコントロールするのは至難の業。競技中、選手の足の動きに注目すると、いかに難しい動きをしているかがわかるはずだ。ハンマー投げの技術の習得は「ターンに始まり、ターンに終わる」と言われるほどである。
さらに最後の振り切り。このタイミングが早過ぎたり、遅すぎたりすると、それまでの動きが無駄になる。ハンマーがなるべく上45度で飛び出すよう、ベストの位置で投げ上げる必要がある。さらに、投げた直後、バランスを崩してサークルから飛び出さないよう、足を踏み変える技術も必要になる。
ハンマー投げは、全身の筋力、反射神経、体の柔らかさ、そして、一連の動作をスムーズにつなげられるリズム感が要求される、実に難しい種目なのだ。

日本の陸上競技を統括しているのが、財団法人日本陸上競技連盟。サイトでは、陸上競技に関するさまざまなニュースや大会情報、記録などを見ることができる。
http://www.rikuren.or.jp/

陸上競技応援ページには、陸上競技を応援するBBSや、世界・日本・高校・中学記録のページがある。観戦日記も。
http://homepage2.nifty.com/mlb/

陸上競技のサイトへのリンク集が、超陸。非常に多くのサイトを集めており、陸上競技について何かを探すとき、便利だ。
http://members.tripod.co.jp/yuzy2000/

■今回の対談を行ったのは――

日本平ホテル今回の番組で、室伏由佳選手と、浜口京子さんの対談を行ったのは、静岡県清水市にある、日本平ホテル。富士山、三保の松原、清水港、伊豆の山々を望む絶景の地にある人気ホテルだ(ツイン\20,000〜、他)。
名所旧跡やリゾートエリア、文化施設も近く、直営レストランでの食事や姉妹ゴルフコースでのプレイを楽しむこともできる。

ウェブサイトは日本平ホテル
http://www.scg.co.jp/hotel/

詳しいお問い合わせは下記まで。

日本平ホテル
〒424-8719 静岡県清水市日本平
tel.0543-35-1131 fax.0543-35-8955
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