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放送概要
「FENCE FROM ATTACK」
中村綾子1中村綾子(アイスホッケー、コクドレディース)
対談ゲスト:大竹奈美(元女子サッカー日本代表)
初回放送 2月1日(金)午後9:30〜

*放送スケジュールは予告なく変更する場合があります。あしからずご了承ください。

再放送予定
2月2日(土) 午前10:00 午後8:30
2月3日(日) 午後2:00
2月4日(月) 午前8:30 午後11:00
2月5日(火) 午後1:30
2月6日(水) 午前4:30 午後8:30
2月8日(金) 午前11:30
プロフィール
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中村綾子2■ 中村綾子(なかむら・あやこ) ■
1974年、長野県生まれ。小学生のときからスピードスケートを始め、高校時代、インターハイに出場。日本体育大学入学後、友人の誘いでアイスホッケーと出会い、94年にコクドレディースに入部。当初はFWを務めたが、チームのGK不足のため、GKに転向。98年、コクドに入社し、同時に副キャプテンに。99年には全日本強化選手に選ばれる。2000年からコクドレディースのキャプテンを務め、同年、チームを準優勝に導く。現在はチームの牽引役として、3月の全日本選手権優勝を目指している。
■ 大竹奈美(おおたけ・なみ) ■
1974年、東京都生まれ。小学生のときからサッカーを始め、89年、中学生のときに双子の妹、由美とともに読売ベレーザ(現・日テレベレーザ)に入団。エースストライカーとして、日本女子サッカーリーグで5回の優勝、全日本女子サッカー選手権で4回の優勝を経験した。また、日本代表として国際Aマッチ40試合に出場し、30得点を記録。96年のアトランタオリンピック、95年W杯スウェーデン大会、99年W杯アメリカ大会などに出場した。2001年7月に現役から引退し、現在はタレントとして活動するとともに、女子サッカーの普及に力を注いでいる。
番組ダイジェスト
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中村綾子はキーパーの楽しみと気概をこんなふうに語る。
「攻められているとき、ひとりじゃないと思うんですよ。自分ひとりで守っているんじゃない。他に5人のプレーヤーがいて、全員で守っているんだというのがあるので、攻められた方が楽しいっていうか(笑)。試合が始まってすぐに攻められた方が、自分はノリやすいんです。『来た、来た』、みたいな。『ヨーシ!』みたいな感じで。
うまいプレーヤーがいたとしてもそれは認めないというか、『あ、この人うまいな』という気持ちを入れないというか――何というのかな、『絶対にこの人には負けないぞ』という気持ちを前面に出す。『打つなら、打ちなさいよ』、みたいな(笑)。受け身じゃなくて攻撃的、守っているんだけど攻撃的っていうか、そういう気持ちを常に持っています」

試合の勝敗は、もちろん重要だ。しかし、キーパーである中村には、試合に対する別の捉え方もある。
「たとえば、3対2で2点取られたときは、家に帰っても入れられた瞬間を忘れられないんです。ずっと『何でダメだったんだろう』とか考えて、入れられたときのことを思い出す。『こういうシチュエーションだったな』、とか」

今回のゲストは、元女子サッカー日本代表のエースストライカー、大竹奈美さんだ。点を取る者と防ぐ者の対談となった。
大竹「(コクドレディースの)練習のとき、ゴールの後ろで見ながら、もし自分がやったらあそこに打つだろうと思ったのが、股の下と、脇の下。そういうふうに自分は見ていたんだけど、一番シュートが嫌だなあと思うところはどこだろう?」
中村「たぶん、大きいキーパーは股とかで、小さいキーパーは肩口。上のところ」
大竹「じゃ、脇の下とかは平気?」
中村「平気」
大竹「ダメだね、私がアイスホッケーやってたら(笑)」
中村「でもね、狙いはすごくいいと思う。うまい選手は打つ前に、狙おうかなというところに目が行ったりするから、絶対目を見るようにしてる。見られてる方もたぶん嫌なんだと思うけど。ずーっとこうやって見てると(笑)」
大竹「でも、目を見るってすごく難しいよね。だってさ、見てたいじゃん、パックを。目を見るっていうのはいつ修得したの?」
中村「それは覚えてないけど、ある時期、ずっとパックを目で追ってて、シュートがバンバン入っちゃうときがあって。どうしたらいいんだろう、じゃあ顔をあげてようと思って、顔を見てたら、あ、目線が動くんだな、と思って。私は結構目がいいから、遠くから相手の目がどこに動いているかというのがよく見えるんです」
大竹「PKのときはね、まさに目。自分もキーパーの目を見てた。それで、こっちに蹴るというふうに(自分の目を)見せておいて、いつも逆に蹴ってたの。(キーパーが)目を向けた方に飛んで、『ククッ(笑)』とか思いながら。そういうのはよくあった」
中村「やっぱり、一対一になったときは、もう、駆け引きだからね」
大竹「でも、(中村の場合は試合が)流れてるもんね。PKは静止の状態から始まるけど、流れてるから目のフェイントも難しいよね」
中村「そうだね。あんまりフェイントを目でかけてくる人はいないかな」
大竹「ああ、そっかあ。もしそういう人がいたら、相当、凄腕?」
中村「うん、凄腕かも」

中村は、現在、コクドレディースのキャプテンも務めている。
大竹「キャプテンって、自分はやったことがなくて、副キャプテンなのね、やったことがあったとしても。で、キャプテンって、かなり精神的に負担がかかってくるんじゃないかなとずっと思ってたんだけど」
中村「そうですね。まわりのことを考えるより自分のことを考えなきゃいけないときもあるなあと思うけど、逆にみんなの見本にならなきゃいけない部分もある。だから自分のモチベーションを下げられないし、常に高く持っていなきゃいけない。チームのためにと考えることが自分のためにもなっているから、キャプテンは大変なことも多いけど、よかったな、とも思いますね」

中村がアイスホッケーを始めたのは、実は大学時代からだ。
中村「スピードスケートをやっていて、スケーティングはホッケー選手の中では絶対に負けないと思っていた。でも、実際にやってみたら、まずパックを扱えなきゃいけない。スケートを滑れるだけではいけなくて、最初はフォワードをやっていて……」
大竹「フォワードというのは、どうして?」
中村「ディフェンスは後ろに滑れなきゃいけないんです。フォワードは前に滑る。前にしか滑れなかったんですよね。
コクドに入って2カ月フォワードを一応やらせてもらって、ちょうどそのときキーパーがひとりしかいなかったんです。キーパーって2人いないといけないんですよ、チームに。で、私はフォワードとして芽が出るのにまだ3年ぐらいかかると言われていて。ちょうど夏にチームで合宿やるときに、キーパーが2人いないと練習にならないんですよね。それで、『防具を全部買ってあげるからやらない?』と言われて(笑)」
大竹「で、キーパーを始めたんだ。一番後ろにいて、みんなが見えるわけでしょ。それで指示はする?」
中村「指示は全部出す」
大竹「やっぱりいい選手っていうのは、声がすごいよね」
中村「向こうのエリアでプレーしてても、自分は常に一緒にプレーする気持ちで、『シュート、シュート』とか、聞こえないかもしれないけど、声を出す。で、自分のゾーンに入ってきたら、そこは自分の陣地。動きはある程度決まっているんだけど、それを補助する形で自分で声を出して。もうひとつの目に自分がなれるようにして、(他の選手に)見えないところがあったら、声を出す。『来てる!』とか。そういう指示は、結局、自分に返ってくるんです。シュートを打たれなければ、点が入ることはないから。まず打たれないようにするために、選手を動かすわけです」

コクドレディースの八反田孝行監督は、中村をこう評する。
「後ろにいるだけで安心できるということは、技術だけじゃなくて、精神的な部分で頼りになるということです。お互いの信頼関係がなければ、どこかからヒビ割れができてくると思うんですけど、彼女の場合、最近は本当に頼れる。技術的にも成長してきましたし、精神的にもどんどん成長しています。そういう意味で、信頼関係が非常にできてきてるんで、今、うまくいってると思います」

中村の夢は、やはりチームの未来にある。
「日の丸をつけて海外に行ったことがないので、一度それを経験してみたいという気持ちはあります。だけど、まずチームが(3月の全日本選手権で)優勝して。昔、うちのチームには黄金時代があったので、もう一度、プレーヤーとして黄金時代を築きたいというのもあります。後輩達を育成して、長いスパンで考えて強いチームとなる土台を作っていきたい」

コクドレディースのFW、佐藤理奈選手は中村についてこう語る。
「常に冷静にみんなのことを見ているし、いろんなことを指示してくれるし、とてもいいキャプテンであり、いいキーパーだと思います」

同じく、コクドレディースのDF、黒崎菜保選手はこう語る。
「自分に厳しく、人にも厳しいキャプテンということで、心を鬼にして、もっと叱ってもらいたいというところを私は求めたいですね」

今年こそ、全日本選手権で優勝を。キーパーとして、キャプテンとして中村にかかる期待は大きい。八反田監督は言う。
「あくまでも全日本選手権というのが最終目標で、それに向けて少しでもチームの形を作っていきたい。アイスホッケーの技術的にも、チームワークの基礎を作る意味合いでも、中村にはチームをまとめることを常に期待しています」

中村は夢を持つだけでは足りないと考えている。夢に向かって近づいていくことこそが大切だと語る。
「ひとつの夢を決めたら、目標として絶対に実現させると決めて、それを忘れないようにすること。起きても、寝ても、常にそれを心の大事な部分に置いて、その存在を自分で感じる。そうすれば、自分で知らないうちにそれに向かって生活していくようになると思うんですよ。だから、夢を実現させることを常に考えていきたいですね」
ディレクターズ・アイ
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皆さんは、ゴールキーパーというポジションを経験したことがありますか?
たとえば、サッカーやハンドボールのゴールキーパー。
野球でたとえるならば、キャッチャーに近いポジション。

僕自身、少年時代から振り返ると、ゴールキーパーだけは、自分の意志で進んでやったことはなく、むしろ仕方なく……やらされていたに近いポジションというイメージしかありません。

しかし、そのスポーツの魅力や本質を知るほど、ゴールキーパーがチームに与える影響や重要性が見えてくるはずです。
彼らも他のプレイヤーと同じく、攻めているのです。
敵の目を見て動きを察知し、常に冷静な判断力でディフェンスラインに指示を出し、集中力を決して切らさない。

「防御こそが最大の攻撃なり」。

特に組織プレーを重要視するヨーロッパでは、「ゴールキーパーこそが戦術の中心である」と考えるクラブチームもあるほどです。それだけに、強い精神力とキャプテンシーを持つプレイヤーこそが務まるポジションなのです。
なんと言っても、ゴールキーパーのことを守護神と呼ぶくらいですから……。

今回の中村綾子さんは、チームの女神かな……。
(成沢義明ディレクター)
主な挿入曲
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曲名|アーティスト|レーベル・品番
■1■
WE WILL ROCK YOU JACK RUSSELL BRUCE KULIK VIDEOARTS VACM-1173
■2■
THAT DAY NATALIE IMBRUGLIA BMG BUCP21229
■3■
DON'T MIND IT I DO JOYCE COOLING GRP 549-850-2
■4■
AT YOUR SIDE CORRS EAST WEST AMCY-7180
■5■
SOMEBODY FOR SOMEONE CORRS EAST WEST AMCY-7180
■6■
DON'T LET ME DOWN NO DOUBT INTERSCOPE UIUS-1026
■7■
MODERN GIRL SHEENA EASTON MCA ICO-146
■8■
SOMETIMES ASH SME XDCS93488
■9■
TOO MUCH LOVE WILL KILL YOU QUEEN HOLLYWOOD HR-62017-2
関連情報
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■アイスホッケーについて

スピード感に溢れるプレーと、選手同士の激しいぶつかり合い――「氷上の格闘技」と呼ばれるだけあって、アイスホッケーは見ていて、実に楽しいスポーツだ。
その迫力満点の試合は、ルールを知らなくても楽しめる。しかし、ルールを知れば、チーム同士の駆け引きをいっそう楽しめるようになるはずだ。

試合時間は20分×3ピリオド。リンク上に一度に出られる選手は、キーパーを含めて、6人。ただし選手達はほとんど全力疾走状態なので、60分間ずっと出続けることは不可能だ。
そこで、各チームはキーパーを除く5人の組を3〜4セット用意して、だいたい1〜2分ごとに交代させている。交代はレフェリーの許可を必要とせず、自由に行ってよい。攻撃重視のセットや防御重視のセットなど、いろんなバランスのセットが用意されており、どのタイミングでどのセットを出すか、試合の流れに応じた駆け引きを見ることができる。

アイスホッケーのルールで特に重要なのが、「ペナルティ」と「オフサイド」、そして「アイシング」だ。

選手がペナルティを犯した場合は、相手チーム側にアドバンテージが与えられる。得点するか、相手がパックに触った時点でアドバンテージは終了し、試合は一時止められる。つまり、アドバンテージを得た側からすればその間、失点の危険がないわけだ。なので、キーパーを下げ、攻撃の選手をひとり入れて、6人全員による攻撃で得点を狙う。
相手がパックに触ったら、そこから「ペナルティキリング」となる。ペナルティを犯した選手は2分〜5分ペナルティボックスに入らなければならない。代わりの選手を入れてはいけないので、試合は6人対5人となる。ペナルティされた側(ひとり多い側)にとっては絶好の得点チャンスとなり、この時間帯を「パワープレイ」と呼ぶ。逆に、ぺナルティした側からすると不利になるため、「キル(殺す)プレイ」と呼ぶ。ペナルティボックスの選手が戻ってくるまで防御に必死になるので、試合も盛り上がる。
なお、「パワープレイ」側が得点を決めたら、ペナルティボックスの中の選手は時間が来る前にリンクに戻ってよい。

「オフサイド」にはいくつかの種類があるが、攻防の点で特に重要なのが、「ブルーラインオフサイド」だ。
リンクの真ん中には赤いセンターライン(レッドライン)があり、それを挟むようにして両側に青いブルーラインがある。
このブルーラインから先が敵陣で、攻める側はパックより先に入ってはいけない(スティックで操り、自分で持ち込むのはOK)。逆に守る側からすると、ブルーラインから外にパックを出してしまえば、相手が自陣から立ち退かなければならなくなるわけだ。試合では、このブルーラインをめぐる攻防がひとつのポイントになる。

また、センターラインより後方からパックを打ち、誰も触れずに相手側のゴールラインを越えると、試合が一時止められる(「アイシング」)。自陣からプレー再開となるので、アイシングしてしまった側はピンチとなる。つまり、単純に相手陣側にどんどんパックを打ち込めばいい、とはいかないわけだ。

これらの要素が猛スピードで絡み合うのが、アイスホッケーの試合だ。スピード、パワー、テクニック、そして戦略眼が求められるスポーツである。

日本のアイスホッケーを統括しているのが、日本アイスホッケー連盟。サイトは、Japan Ice Hockey Federation。ニュースやスケジュール、試合結果、選手紹介などを見ることができる。公式情報はまずこちらへ。
http://www.jihf.or.jp/

コクドレディースが所属しているのが、東京都アイスホッケー連盟。サイトは、Tokyo Ice Hockey Federation。小学生から社会人、女子、オールドタイマーの大会まで、スケジュールや試合記録などを見ることができる。
http://www.tihf.gr.jp/

Hockey Nuts Pageは、ホッケーにまつわるさまざまな情報、コラムを乗せているサイト。特に「日本全国アイスホッケーリンク観戦情報」のページは日本全国のアイスホッケーリンクの情報を掲載している労作。アクセス方法や観戦席の紹介、さらにはFOOD情報(!)まで、幅広い情報を提供している。ここで近くにあるリンクを探してみてはどうだろう?
http://www.geocities.co.jp/Colosseum/6909/index.html

アイスホッケー初心者の部屋は、その名の通り、アイスホッケーの基礎知識やルールを初心者にもわかりやすく教えてくれる。観戦の前に覗くと、いっそう試合を楽しめるはずだ。
http://www2u.biglobe.ne.jp/~YAMAYA/

北の街角Snow Boxにも、アイスホッケーの歴史、ルールや、防具、用語集などのページがある。レフェリーのシグナルをイラストで紹介してくれるページも。こちらも、観戦の手引きとして、便利だ。
http://www.ne.jp/asahi/snow/office/index.htm
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