70mも離れた距離から、直径約12cmの円を狙って射るアーチェリー。
高度に研ぎ澄まされた感覚が要求される競技です。
それだけに、ほんの少し歯車が狂っただけでうまくいかなくなる、デリケートなスポーツでもあります。
松下紗耶未選手は、アテネ・オリンピックにも出場した、日本女子アーチェリーのホープ。
あけっぴろげな性格で、自分が今、スランプにあることを隠しません。
番組では、松下選手が、悩みながら、それでも少しずつ何かをつかもうとしている様子を、練習、大会、本人へのインタビューを通じて捉えました。
「トップの選手は、スランプもあるけど、いつかは頂点に行ける自分を想像できると思うんです。それを自分も持ちたいというか、必死に持ってますね」
的を射るような鋭い眼差しで、松下選手はそう語ります。
葛藤を乗り越えようと努力するからこそ、アスリートはさらに強くなる――そんなことを感じさせる番組となりました。
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