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 夢が詰まった夏の祭り / 清成と岡田 / ライダー達の8耐 / チャンスとチャレンジ / 夢をかなえる8耐
夢が詰まった夏の祭り
今週の出演者 “真夏の祭典”。そう呼ばれているモーターサイクル・レースがある。
過去、幾多のドラマを作り出し、多くの感動を与えてきた。ほとばしる情熱と熱い涙、興奮と感動が繰り広げる、ひと夏の物語。
鈴鹿8時間耐久ロードレース――通称、8耐。

30度を超える気温の中、8時間もの長丁場に挑むライダーとチーム。意地とプライドを賭けた戦いが、ファンを魅了する。
8耐。それは、ライダーやファンの夢が詰まった、夏の祭り。

今週の出演者ここに、さまざまな想いを胸に、8耐を待ち望むライダーがいた。清成龍一。
「8耐が近づくにつれて、ドキドキしますね。チャンスが1回しかないんで。他の選手権だと、シリーズチャンピオンは年間通して、レースを追って決まるじゃないですか。8耐は1回のレースでシリーズチャンピオンが決まるような感じなんで、それはもう凄い緊張するし、楽しいし。まず、難しいですね。ハイ」

今週の出演者そして、もうひとり、8耐に魅せられた男、岡田忠之。
「楽しみですね。いろんなカテゴリーのライダーがいろんな国から集まって、同じバイクで同じ場所で競い合えるというのが、やっぱり。自分をアピールできる場所ですから、ライダーとしては喜ぶべき場所ですよね。自分自身を試せるわけですから。凄い、いい場所です、8耐っていうのは。だから、たぶん、魅力があるんだと思います」

ライダー、ファン、そしてバイクを愛する全ての人達が待ち望む、真夏の祭典、8耐。今年もまた、鈴鹿に熱い夏がやってくる。

清成と岡田
今週の出演者2008年6月7日、8日、三重県、鈴鹿サーキット。ここで8耐の前哨戦、鈴鹿300km耐久ロードレースが行われる。ピットに、3連覇を目指し、ワールド・スーパーバイクから一時帰国している清成の姿があった。
「やっぱ、いいですね、日本のファンの方もいるし。日本でレースをできるのは年に1、2回しかないんで。凄くリラックスして走れているんですけど、やっぱり、レースが始まると、優勝しか目標がない。集中しているんで、いつもと同じ雰囲気ですね」

今週の出演者 清成は、イギリススーバーバイク選手権で、2006年に日本人初のシリーズチャンピオンに輝き、翌年、2連覇を達成した。当時のチーム監督が岡田忠之だった。清成は言う。
「MotoGPのときから面倒見てもらってたんですけど、特にイギリス選手権に行ってからですね。凄い頼れて、相談にもいつも乗ってくれるし。一緒にいて、やっぱり、勉強にもなりますね。ライダーとして、人として学ぶところが多いんで、凄く尊敬しています」

今週の出演者 岡田は清成についてこう語る。
「基本的にレースに負けたくないっていう意識は人一倍持っているんで、清成は。ダメだったときの悔しがりを見ていると、まあ、ライダーにしといてよかったのかなっていう。彼の走り方は結構変わっていて、特殊なんですね。普通、高速コーナーとか複合コーナーをいかに攻略してタイムにつなげるかっていうのが技量の差に出るんですけど、低速コーナーが速いんですよ、彼は。だから、BSB(イギリススーパーバイク選手権)のコースには非常に合ってましたね」

今週の出演者 鈴鹿300km耐久ロードレース、予選。8耐を前に、各チームの戦いが始まった。

1チームのライダー登録は、2名まで可能。ル・マン式スタートを採用し、レース途中で給油やタイヤ交換が行われる。8耐と共通する部分が多く、前哨戦と呼ばれるゆえんだ。
清成は、C(カルロス).チェカと組み、Hondaのエースナンバー11を背負った。
ライダー達の8耐
8耐への想いを、さまざまなライダー達に訊いた。

今週の出演者C.チェカ「非常に重要なレースだと思います。とても楽しみにしているレースで、昨年は惜しくも2位だったので、今年は優勝に挑みたい。精神的にも体力的にもチームワーク的にもとても厳しいレースであり、スペシャルなレースだと思います」

今週の出演者伊藤真一「シーズン通して一番力の入る、一番重要なレースですね、自分的にも。トップの10台くらいは、1年かけてこのレースで勝つことだけに賭けてやってますので。物量もそうですし、人の力もここに集結していますから」

今週の出演者小西良輝「もう全てですね。僕がバイクの魅力に引き込まれたのも8耐ですし。8耐に出たい。出るようになったら、優勝したい。優勝できるポジションまで来た、あとは優勝するしかない。その一心で毎年続けて来れてるんで。周りのスタッフとかチームにも凄い恵まれてるんで、結果で残せて返せたらいいなと思いますね。もう、全てですね、今」

今週の出演者亀谷長純「二輪界では凄く大きなイベントだと思いますし、凄いチャンスだと思います。表彰台にのぼって名をあげていくというのは、ライダーにとっていいレースだと思います。そこで成績を残せば、世界に行けるチャンスがあるかなと思いますんで。8耐は、結構、苦しいですけど(笑)、やっぱ、勝ちたいという気持ちはありますね」

今週の出演者予選は、清成と組むC.チェカが2番手のタイムを記録した。決勝は、セカンドポジションからのスタートとなった。

8耐に向けて、鈴鹿300km耐久ロードレースが持つ意味とは? 岡田は言う。
「いろんな部分で重要です。バイク、タイヤ、ライダー、組み合わせ、スタッフ。総合力ですからね。テストもロングランをしたり、データを取ったりできるんですけど、実際の8耐の事前のレースみたいな、ああいうレースがあるだけで、いろんな部分が8耐に向けて変わっていったりもしますから。凄い重要です」

今週の出演者翌日に決勝を迎える、鈴鹿300km耐久ロードレース。その先には、本番が待っている。
本番は、7月27日、鈴鹿サーキット――鈴鹿8時間耐久ロードレース。

清成龍一からのメッセージ。
「僕の走り、鈴鹿8耐、見にきてください!」

チャンスとチャレンジ

今週の出演者6月8日、決勝当日に行われた、鈴鹿8時間耐久ロードレース参戦発表会。Hondaは、ワークスチームとして2台体制で参戦する。

過去30回の8耐開催の中、10連覇を含む、21勝を挙げている常勝軍団、Honda。その歴史は、チャレンジ精神の賜物であった。岡田は言う。
「Hondaという会社は常にチャレンジする会社なんですよ。若い人材もレースの中で育成しながら、仕事をこなしていくんですけども。とにかくチャンスを与えてくれる会社ですね。それがスタッフひとりひとりの責任感(につながる)。その答が間違っていたとしても、人間って間違いをしないと成功のほうに導けないというか。とにかくチャンスを与えてくれる会社です」

今週の出演者岡田自身、14回の8耐出場があり、2度、頂点を極めている。清成も2005年に優勝を飾った。

全ては8耐のために――清成が、その前哨戦・鈴鹿300km耐久ロードレースの決勝に挑んだ。
ホールショットを奪うも、S字コーナーで多重クラッシュが発生、赤旗・中断となった。しかし、Hondaの若きエース、清成に気負いは全く見られない。

再スタート。激しい2位争いを続け、2位をキープし、C.チェカへ。トップを追い上げるC.チェカ――結果は2位。
夢をかなえる8耐
今週の出演者ワールド・スーパーバイクで戦うために、清成は日本を後にした。
「夢は、やっぱり、MotoGPのチャンピオンですね。まず出て、優勝争いして、チャンピオンになりたいですね。それまでには、やはり、経験も必要だし、速さも必要なんですけど、8耐で優勝とかいい成績残したりするのは、絶対に必要だと思います。勉強にもなるし、他の海外から来たライダーとか全日本ライダーとかと走れるのがまたいいし。特に1台を2人で乗るというのは難しい。それは凄くいい勉強にもなります。凄い、8耐は重要だと思います」

間もなく、鈴鹿で筋書きのないドラマが始まろうとしている。岡田は言う。
「自分の中ではリベンジする意味で、チャンスがあれば出たいと思います。とにかくドラマがある楽しいレースだと思うんで、みんな感動して帰ると思いますよ。ぜひ熱い鈴鹿を体験してほしいなと思います。そして、感動して帰ってもらいたいと思います」

各々の想いを胸に、それぞれの道を経て、7月、彼らは鈴鹿に集う。8耐という、夢の舞台に――。

岡田忠之からのメッセージ。
「真夏の祭典、鈴鹿8耐。ぜひサーキットへ!」
 
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